「ニア。所属はレインベール寮、6年。」 

「なあ、きみ。今、何故その選択をしたのかな。教えて貰える?…成程、“野生の勘”?ふむ、予知にも近い優れた感覚だ。研究させてもらえないかな。大丈夫、取って食べたりしないよ、美味しそうではあるけれど。__俺は只、きみの選択とその顛末に、とても興味があるだけなんだ」 


名前:Nir・Cordierite 
読み:ニア・コーディエライト 
種族:魚人属(人魚) 
年齢:22歳 
所属寮/学年:レインベール寮/6年 
性別:男 

性格:目標達成に向け突き進む集中力と計画性に長け、興味関心のある分野について徹底的に掘り下げる探究心を胸中に抱く。その行動原理の大半が学術的関心であり、心の赴くままに足を動かす事から放浪癖が少々。興味関心が絡む所では打算的かつ神経の太さは折り紙付きで、機会を逸しないよう研究に役立つ材料は人やモノを問わず常に気を配る。これらは言い換えれば大半の行動の裏に自身の真意があるのだが、察するか否かはあなたの鋭さ次第。 
然しながら根幹は至って温和。研究には周囲が見えなくなる程没頭するが、人間関係が疎かになるのは本意ではない。自身の目的が絡まない場所では大変に粗放で時間にルーズな性質で、それを証明するものが後述する留年の件。 

容姿:菫青の双眸と癖混じりの薄茶の髪。中央で分けられた前髪は緩くカーブを描いて流され、項半ば辺り迄ふわりと伸びた後ろ髪は稀に括られている。 
身長178センチ、無駄な肉も無いが筋肉にも乏しく線が細い。魔法薬で人型を保つ。 
(/画像をpicrew「달조각 공장」 様よりお借りしています) 

服装:タックインしたベージュのスタンドカラーシャツに黒のテーパードパンツ、同色の革靴。錬金術の実験時、防護服代わりによく寮のローブを纏う。 

固有スキル:《生々流転》 
オドを消費し、意図して触れた物の物質の形を変換する。オドの消費量は物質の大きさに比例するため、変換できる物質や一日の使用回数には限りがある。変換させた物質には自身の魔力が宿り、意のままに操作可能。加えて操作中は継続的にオドが消費される。具体的な変換例は木製の椅子を木製の机に変換する、コップの水を水飛沫へと変換する等。 
変換を成功させるには変換後の物の構造を理解しておく必要があり、構造が不明瞭であれば中身の伴わない張りぼてが形成される。錬金術の仕組みに近いスキルだが、錬金術の様に全く異なる物質への変換や素材同士の合成は不可。あくまでも同物質同質量での変換となり、変換前の質量以上のものは生み出せない。また、触れる物質と変換後の物質共に生物を利用することもできない。 

保有スキル: 
《調合補助》調合に使用するオドの量をスキルで調節することで失敗率を下げる。オドを操る意識が不要な反面、調合材料の配分を疎かにすると当然失敗する。 

《視覚強化》簡易的な視覚補助。錬金術時の細々した素材に触れる際や野外での素材探索時、はたまた単純に遠方を見たい場合等に有用。 

《視覚共有》物体と視覚を共有する。対象の視覚を自身に共有、並びに自分の視覚を対象に共有可能。任意で生物とも共有可能。但しNirはこれを常に義眼に対して発動し視力を補完している為、他者には使えない。 

魔術媒体: 
《義眼》生来の目の色、菫青を再現すべく人工鉱石のアイオライトと硝子で作られたもの。厳密にはこの人工鉱石が魔術媒体として機能している。作りとしては精巧で一見本物と見分けがつかないが、右眼をよく見れば確かに鉱物特有の輝きを放つ。 
魔力供給を安定させる為の媒体に過ぎず、魔術使用時はそれらしく指や手を振ってみせる。 
《杖》入学時に贈られたヒイラギの杖。 

武器:現状未所持 
選択科目:生物学・古代呪文学・民俗学 
得意科目:錬金術 
苦手科目:体育 

来歴:ウォール・ラヴェリナ生まれの人魚。 
見る物全てに心惹かれる少年期、海上に見えた船影を追って自ら遠洋へと泳ぎ出る。追い付いた先で出会ったその船の乗組員は偶然「人魚の肉を食べると不老不死になる」という噂を真に受けた人間だった。無邪気に声を掛けたが最後、煌めく刃が視界に映る。 
その場を命からがら逃げ出し帰郷したが、治療も虚しく右眼を失明。魔術に一縷の望みを託し、アストランティア魔術大学の入学許可証を手に陸へと向かった。 
結果として陸の発達した文化では容易く義眼が手に入り、進級につれて得たスキルで視覚も補える。魔術大学のレベルの高さにも惹かれ、完全に陸の虜となったのであった。 

備考:Nir・Cordieriteは本来より2つ下の学年に籍を置く、所謂留年生である。

最も関心があり、また得意である研究分野「錬金術」。彼が4年次のこと、その研究に夢中になるあまり呪文学の実習への出席を忘れ、必修科目の単位不足により一度留年。留年が決定した事により授業への出席を止め、これ幸いと私的な錬金術研究へと勤しんだ。研究を続ける最中、学内の研究室で取り組める内容に限界を感じた事から更に1年間の休学を重ね、ゼネス大陸を旅する計画を立てる。その目的はアストランティアでは手に入らない調合素材の薬草や天然鉱石の収集、それらを用いた錬金術による新薬や純度の高い鉱物の生成のため。素材収集の為に訪れる大陸に聳える山や森林、これらは元来体力面で劣る彼には少々過酷な環境であったが、目的遂行の意志は固く予定通り1年で復学。魔術大学に戻ってからは収集した素材を用いた錬金術を試み、研究成果を纏めた論文を執筆する。学生生活では、突出した錬金術の成績から奨学金制度を利用している。 

そんな彼は体育が頗る苦手。箒では宙に浮けども前進せず、前進したと思えば超速で移動し振り落とされる。終いには何故か箒を走って追い掛け、また全力疾走で箒から逃げ惑う始末。思うがままに操るどころか箒は自由奔放で、乗る度に傷が絶えない。更に体を動かす事も不得手で、体術や剣術の成績も軒並み平均以下。そのため主な移動手段が魔動式二輪車。愛車のそれは動力源を人工石に込められた魔力で補完する。余談だが人魚が裸足で逃げ出す程の壊滅的な音痴。歌唱能力が皆無で鼻歌ですら悉く音程を外す。 

募集: 
・彼が興味を惹かれる人物 or 手放しで尊敬する教師(年齢性別不問) 
・陸に上がって初めての友達(性別不問ですが生徒の方にお願いしたいです) 

関係:お誘いあれば是非