「アースラント、6年。Zeno Zeptnassvna Bessmertnyyだよ。......失礼ですが種族はどちらですか、だって?本当に失礼な質問だね。何だ、背が高い人間の女が居たら悪いのかい?」
「君、その手に持ってるお菓子は?......ふぅん、聞いたことがないね。一つくれないかい?お礼はするさ。そうだねぇ、ぶっ飛ばしたい奴の一人くらいはいるだろう?......何、冗談さ」
名前:Zeno Zeptnassvna Bessmertnyy
読み:ゼノ・ゼプトナスヴナ・ベスマートニー
種族:ヒューマン
年齢:22
所属寮/学年:アースラント/6年
性別:女性
性格:特異な家庭環境により大人びているというか、変な部分で達観視している。かと思えば気分の高低があまりない、というよりどことなく幼さが残っているような印象も。感情があまり顔に出ないのと身長、大人びているかと思えば幼いというギャップも合わさり『不気味な人』と思われがち。なので後輩と仲良くしようとしてはよく逃げられている。だが本質は真面目で良識人。もし打ち解けることが出来れば、最高の笑顔を見せてくれるだろう。
......例えば戦闘で窮地に陥ったとき。かつての『ベスマートニー』としてのZenoが出てくるかも知れないが。
容姿:eba 様 「ダウナー女子の作り方」
詳しく言うことは憚られるが、ベスマートニー家の長きに渡る努力の結果身長はヒューマンの女性としては驚くべき197cm。これは8人居る兄妹の中で一番高い。スキルの影響で肉体にはとてつもない強化がなされているが外面に影響はなく、人並みである......少々女性的特徴には欠けるが。お洒落等に興味がある性格ではないが、外面に影響がない点だけは助かったと本人も思っている。髪の色は不純物の混じらない純銀、瞳の色は深い闇。髪が母、瞳が父譲りである。
服装:あまりファッションには興味がない、というより服装を気にする環境では育たなかった。全身を覆う黒いマントに、黒いベスト。同じく黒のパンツと黒尽くし。彼女曰く「一番目立たないからね」とのことだが、その身長ゆえ黒一色はむしろ目立っていることには未だに気付いていない。加えて、過去の傷を隠すために首と顔以外の肌を全て隠している。だから手袋も黒。万が一に備えて腕と脚に身に付けている薄いスパッツのようなものも当然黒。
固有スキル:≪汝、絶えず流れし シュテンディヒ・フリーセン≫
ベスマートニー家に脈々と受け継がれるスキル。
『傷付けば傷付くほど肉体が強靭に、研ぎ澄まされていく』という内容で伝えられているが、実際には体内で生み出されるオドが肉体の修復に消費されるというもの。その際の常人離れした回復力と、それに伴う卓越した肉体の強化がこのスキルの真骨頂である。
このスキルにより武勇を広めた一族だが、それは呪いでもあった。
一つ目として、修復時にとてつもない激痛が襲うこと。
真に恐ろしいのは二つ目で、任意での発動が出来ないのだ。
小さい傷が勝手に修復されるだけならともかく、体内の老化現象にさえスキルが反映されるのである。
これによりベスマートニー家の人間は生まれてから絶えず激痛に襲われることとなる。無論そのおかげで人並み外れた強靭さに回復力、ひいては若さまでも得られるのだが......歴代の当主が最終的に痛みに耐えかねて精神を壊していることを考えると、皮肉なものだろう。
そして歴代当主達を凌駕する強さでこのスキルを得てしまったZenoにだけ起こる弊害。それはオドの乱れと消費が激し過ぎて、魔術にオドを用いることが出来ないというものだった。
保有スキル:
・痛覚耐性 → あらゆる痛みに対する耐性を得る。
・精神耐性 → 精神を汚染するものに対しての耐性を得る。が、本人の経験上魔術的な精神への汚染には効果が無い。
・記憶補助 → 記憶力を増加させる。ゼノの場合、魔術への崇敬から一度見た魔術を忘れにくいというもの。彼女は入学後に獲得したこのスキルを、一番大切に思っている。
魔術媒体:一つのペンダント。入学後しばらく自身の魔術師としての欠点にやさぐれていたところ、学校から送られたもの。実はかなり高価なものだったのだが......。これの補助により人並み、とまでは行かずともある程度は魔術を使えるようになった。肌身離さず身につけている。
武器:固有スキルにより自身の肉体が十分な凶器である......が、部屋に大剣があるらしい。
選択科目:呪詛学、生物学、民俗学
得意/苦手科目:体育/魔術を扱う授業全般に悪戦苦闘している
来歴:トゥワイラ国家連合国、ベスマートニー家出身。ベスマートニー家は貴族であるものの内乱時代の傭兵集団の成り上がりであり、争いが終結して久しいので他家からは疎まれているため序列は低いが、その武力は衰えていない。
Zenoは現当主の子の中で最も優れていた。そのため両親からの重圧に特異な環境、安らぎとなり得た兄妹との関係さえ嫉妬で変わり果ててしまい、彼女は半ば牢獄の様な状態で生きていくこととなる。16歳のときに大学から招待が来るまでは、家族に倣い傭兵として暴虐の限りを尽くしており、『ベスマートニー家の黒い怪物』として恐れられていた。本人は家の考えに囚われる等はしておらずむしろ興味が無かったが、単純に戦闘以外に楽しいことが無かった。人格や価値観は捻じ曲がってしまっていたが、現在の彼女を見るにアストランティア魔術大学は彼女に大変良い影響を与えることに成功したと言えるだろう。
固有スキルの希少性と本人の意志もあり入学が許可された。
入学したときは魔術を軽視していたものの、その考えは直ぐに打ち砕かれ、あっという間に魔術の世界に魅了されることに。それから今まで、自身のスキルに抗いながら過ごしている。
備考:一人称は「私」。大学で過ごすうちに丸くなったものの、どことなく雰囲気に不気味さが残ってしまった。
最も力を入れているのは呪詛学で、理由は『自分の固有スキルを本当に呪いだと思っている』からである。最初にこのスキルを獲得した初代当主の話はもはやお伽話であり、果たしてどのように獲得したのかは分からない。あるいは呪いだと思い、いつか解呪出来るものと思い込むことで、彼女は心を保っているのかも知れない
好物は甘いものであり死ぬ前に食べるなら甘いもの、一生同じものを食べるなら甘いもの。夜一緒にベッドに入るとしても甘いもの。
募集:もしよろしければ是非!
・彼女に何らかの方法(例えば戦闘、授業を通してみたいな)で魔術の素晴らしさを教えた人物。
・彼女にペンダントを与えた先生。関係:何でもお誘い頂ければと!狂喜乱舞して喜びます!