「エルムンで~す…えっとぉ…うんとぉ…あ、よろしくぅ~。」
「あぁ~…。えへぇ~…せんせぇ~。また杖をわすれちゃいましたぁ~。」
名前:Ermun=Coccidiasina Eimeriorina
読み:エルムン・コクシジウム・アイメリア
種族:獣人族(ネズミ)
年齢:10歳
所属寮/学年:ディアスティレ寮/1年
性別:女性
性格:一言で言えば社交的で、時に恐れを知らぬ行動をする大胆さも兼ね備える。
知らない人たちの輪に入っていくことに対する恐怖よりも新たな出会いに対する喜びが勝つのようだ。
最近は年頃の少女らしく色恋沙汰にも興味がある様で、口を開けば誰々が誰々を好きらしいだの誰々先生がカッコいい等他愛のない話が聞ける事だろう。
容姿:画像はケモ魔女メーカーさんより。
身長110cm程、体重は20kg程。
寄生体の影響で脈絡網膜炎を発症し、濁った瞳は時折ハートのような文様が見えることもある。
左手が麻痺していて動かない他ネズミ系の獣人族は多少皆小さい傾向にあるのだが、成長不全を起こしている彼女の体は病的な程小さい。
鼻をひくひくと動かす癖は彼女の耳と同じ白色の髪を揺らし、子供っぽい印象を与える。
服装:流石に水晶の指輪を無くしては困ると首からお守りのように服の内側で下げている他、左手の麻痺を隠す為のオーバーサイズの黒いポンチョの上から更に白いレースの付いた黒の丸襟ケープ。同じ色合いのリボンを髪飾りにしている他、浅めの黒い手袋、膝を覆う長さの白い靴下にもデザインを同じくするリボンが複数付いている。
靴は特に変哲もないシンプルなストラップシューズ。16cm。
固有スキル:「皆既心食」
アイデンティティ・オブ・インカージョン。本来の彼女ではないもう一人の存在と幼い心の世界を食い合う様相が固有スキルとして変質したもの。スキルの内容は言語障害、記憶障害、運動機能障害、幻覚症状等。
保有スキル:「魔力析出」
デポジション。保有魔力に高圧のリミッターを掛ける事で一時的に体内に固形の魔力塊を作るスキル。「魔力昇華」や「月光浴」等のスキルと組み合わせる事で真価を発揮する。
魔術媒体:人間の体。
と、言ってもこれはエルムン自体の魔術媒体ではない。寄生体である何者かがエルムンの体を媒体に成長を魔力を使い行っているというだけの話である。いつしか宿主の体を食い破り外に出てくるのだろうか?
ちなみにエルムン自身の魔術媒体はヒイラギの杖だが…寮の部屋で箱ごと埃の布団で眠りについている。
武器:なし。
選択科目:魔法植物学、錬金術。特に各種治療薬には興味があるようだ。
得意/苦手科目:得意科目はないが、記憶が必要な科目、体を動かす必要がある科目を苦手としている。つまりは彼女は落ちこぼれである。
来歴:彼女の脳内には別の存在が寄生しており、時折彼女は幻覚症状に悩まされる。そうでなくとも脳内に寄生存在のための空間が開いているせいで成長不全等の問題を引き起こしているのだから勘弁してほしいと彼女は願っている。普段は保有スキルによって寄生体を仮死状態にすることで自我を保っている様だが、それも彼女と共に寄生体も成長する以上時間の問題だと周りは考え各分野の専門家の集うアストランティア魔術大学への入学を彼女に薦めたという経緯があって入学したものの、記憶障害を持つ彼女の魔術の勉強はあまりうまくいってはいない。
備考:ディアスティレ寮に所属してはいるものの特に名家の産まれという訳でもなく、落ちこぼれの彼女に対する周囲の反応というものは冷ややかである。しかし、彼女がもしこのアストランティアにおいて正しい道を歩む事ができたならば、竜が翼を広げ何者にも縛られず天を翔ける様に彼女”達”の才能は開花するのだろう。しかしそれには学友や教職員、学校生活に恵まれる必要があるのは言うまでもないことではあるが。
募集:なし。学校生活の思い出に重要でない存在は居ない。
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