「ボクはリト、精霊使いのリトだ。言っておくけど子供だからと馬鹿にすれば火傷するよ。本気でね」
「大地も、空も、何もかも精霊が宿っているんだ。ボクはそれをたくさんの人に伝えたい。そうすれば、少しはみんな精霊に感謝してくれるだろう?」
名前:リト・ヴォルヴァーン
読み:りと・ぼるばーん
種族:人族
年齢:13歳
所属寮/学年:ディアスティレ寮/3年
性別:男
性格:誇り高く高潔だが幼さ故にその限りではない。優しく、他者を慮ることが出来るがしばしばその幼さが邪魔して素直になれないこともある。本質的に不器用であるが、何に対しても真摯に、真面目に向き合おうとするところもまた無垢な幼さ故だろう。

容姿:(画像は『好きな顔メーカー』様より)
その髪はガランの作る雪景色のように白く、相反してその肌はアライヤ共和国の日差しを浴びたかのように褐色である。顔立ちは幼さを残しつつも凛々しく、目鼻立ちの整った顔は部族の中でも美女と見紛うほどの美形という。精霊と契約したことによってその瞳は燃え盛る炎のように紅い。部族の風習で成人になるまで髪を切ることは許されていないため長くなった髪を編んで纏めている。カチューシャもまたその役割を持つ。編んだ髪に添えられた赤いリボンは母のお手製である。身長152cm。華奢な体型だが程よく筋肉のついた引き締まった肉体。
服装:普段は制服やローブばかりを着ているが私室や私用での外出時はタートルネックのセーターのような服を着ている。これは夏でも冷えるシルバ山の麓で生活するために精霊から教わった知恵を活かしたものである。暑い時には赤いノースリーブの服を着る。所持金が少ないためこういったものしか買えなかったらしい。一張羅は部族の儀式でも使われるような素材で作られた一級品のコートと黒い礼服。

固有スキル:精霊契約『サラマンダー』
炎の精霊『サラマンダー』と契約していることでその力を行使することができる。この力はマナを消費しているため、しばしば魔法と同一視されがちだがあくまで精霊を通じて力を発揮するため魔法というよりは自然現象に近く、魔術媒体、詠唱を必要としない。しかしそれでは火球、火柱を放つ程度であり精霊を宿す器を使わない限りその精霊の真価を発揮することはできない。ちなみに契約した精霊と反する属性の魔法を使おうとすると著しく弱体化して使い物にならないようだ。

保有スキル:
・霊覚
精霊を視て、更に簡単な会話も可能となる。ただし契約した精霊以外の力は使えない。

魔術媒体:入学祝いの杖
武器:巫女の棒特殊な術式が全体に張り巡らされた彼の身の丈ほどもある長い棒。契約した精霊を宿すことでその真価を発揮する。いつもは自室にて保管している。

選択科目:音楽/美術、生物学
得意/苦手科目:
得意科目は魔法植物学苦手科目は錬金術

来歴:トゥワイラ国家連合国出身。ベオホーン山脈のシルバ山の麓に暮らす部族の一人。精霊を信仰している部族であり、彼等は精霊と契約したり通じ合うことで様々な恩恵を与えられてきた。精霊は自然だけでなく生き物や人工物など様々な物に宿ると考えられている。この部族は特に自然や生き物に宿る精霊を重視しており、彼等と共に在ること=自然との調和を保つことと考えている。特に『ガラン』を『冬の精霊』と考え、重視している。これは季節を作り、自然のサイクルを生み出す存在だからと言われている。極寒の世界から、雪が溶け水となり大地を潤す様が死から生へ繋がる流れを表すとされており、シルバ山を霊峰として祀っている。かつてトゥワイラの内紛の折に迫害を受け滅亡の危機に瀕したこともあったが勇者によりそれが抑えられてからは俗世間から離れ静かに生きていた。彼等の存在は精霊についての様々な謎を解明する手がかりとなる一方で社会と関わろうとしない閉鎖的な環境であることから外部からの接触が難しいとされていた。しかし学長からの招待状を何故か部族は快諾、彼がアストランティアへ向かうこととなった。これは長い平和によって自然と人間のバランスがいずれ崩れることを予期した族長が精霊信仰を伝え広め、自然との共存を布教する考えがあってのことらしい。彼は当時10歳ではあったが既に精霊『サラマンダー』との契約は済んでおり、その実力は同期生達に引けを取らなかったと言われている。

備考:確かに彼の努力は目を疑うほどに凄まじく、一般常識はもちろん共通語もあっという間に習得してしまったがそれでも根は子供、幼くして両親と離れ遠い学校に通うことへの不安や寂しさはある。また、責任感が高い故に子供らしいワガママや本心を心の裡に隠してしまうため、心理的な負担が大きいようだ。そうした彼の安らぎは甘いお菓子である。現状お菓子を食べている一時のみが彼の心休まる時であり、普段は引き締まった大人びた表情もこの時ばかりは年相応の幼さを全面にした笑顔をするという。ちなみに怒られると泣くのを我慢して目に涙を貯めたまま俯く。

募集:彼の居場所になってくれる方(何方でも)
関係: