「新入生諸君、私が呪文学を担当するClaudio・Serpentだ。まずは1年間、私と魔術の基礎的な呪文を学んでいこう。もし私の許し無く杖を振ったり、『自分は他より優れているから』等と言う驕りで不真面目な態度を取るならば、誰であろうと相応の罰を与えるので気を引き締めて授業に臨むように。」
「おい、勝手に蛇に触ろうとするんじゃない。敏感なんだ、驚いてうっかり噛んでしまうかもしれないぞ。……ハァ、そんな顔をするな。手を洗って出直してこい。」

名前:Claudio・Serpent
読み:クラウディオ・サーペント
種族:ヒューマン
年齢:29歳 

担当:呪文学、古代呪文学担当。授業は下級生を中心に担当。 

性別:男

性格:伝統と規則を重んじる真面目で厳格な人物。どんな生徒にも平等に、真摯な態度で接し、授業はいつも丁寧。けれど非常に短気で、怒らせるとねちねちとした舌鋒が烈火の如く火を噴く。呪文学という膨大な知識量を要する教科を担当するだけあって、記憶力がずば抜けて優れている。だがしかしそれで頭が良い訳では無く、内心では力で解決(ねじ伏せる)するのが一番手っ取り早いと考えてるような脳筋タイプ。ディアスティレに見せかけて根っこはアースラントの隠れ熱血漢。 
又、無類の蛇好き。観賞するのも賞味するのも、蛇に類する物は概ね彼の好みと合致する。ではドラゴンはどうかと言えば、尻尾は好ましい所ではある。

容姿:画像「我流男青年」メーカー
身長は184cm程、弛まぬ鍛錬によって培われた筋肉は引き締まっており、着痩せする質なのか服の上からだとそうとは感じられない。前髪と横髪は顔に掛からない程度に切り揃えられ、蛇を彷彿とさせる切れ長の瞳の視界は良好。瞳孔は縦長、暗い黄緑色(モスグリーン)。根元から毛先に至るまで、入念な手入れが行き届いた男性らしからぬ滑らかで艶やかな黒髪だが、後ろ髪の長さが身長を優に越え約850cmもある。それを一纏めにし豊かな三つ編みを拵え、そこに固有スキルを掛け、纏められた後ろ髪は大きな黒い蛇に変えられる。黒蛇は引き摺らないよう、首や腕に巻き付けさせている。

服装:黒のレギュラーカラーシャツ、白い無地のネクタイ、黒のスリーピーススーツ。ベストに手を加え、ジャケットで隠れるベスト前面には蛇の刺繍を施し、背面はコルセットの様な編み上げになっている。濃紺のソックスをガーターで留め、黒のダブルモンクシューズを履いている。歪み弛みが一切見られない服の着熟しに、彼の几帳面さが窺い知れる。右手には黒い手袋を嵌め、左手の中指には先が長く尖ったアーマーリング。右耳に蛇を模したイヤーカフ。

固有スキル:《蛇遣いの愛撫 オフィウクス・フィット》 
触れた物を蛇にするというスキル。頭で精密に思い浮かべ、魔力を多く込めれば込める程、牙の先から内臓に至るまで完璧に再現することができる。無論蛇は自在に操ることができ、魔術を重ね掛けして動作等を事細かにプログラミングすれば、操らずとも自動で敵の迎撃等を行う。込めた魔力が尽きれば蛇化は解け、生物に対しては小まめに触れ直さなければ10分と持たずに解けてしまう。
補修から逃げようとする生徒の捕縛、監視等にとても有用。 

保有スキル:
・熱耐性 → 熱に対する耐性を得る。
・感覚共有 → 魔術で作り出したゴーレムや使い魔と視覚や嗅覚等の感覚を共有する。
・飛沫防御 → 水しぶきやくしゃみ、霧等の細かい水分を弾く。水玉や水流等の塊、纏まった水は対象外。 
・詠唱補助 → 呪文を間違えてもある程度修正される。 
・衝撃付加 → 魔術や打撃等の攻撃時に衝撃波を発生させる。
・恐怖耐性 → 恐怖に支配されにくくなる。
・濡れ鼠 → 身体が濡れていると身体能力が向上する。乾くと元に戻る。
・歪曲の魔眼 → 視界に捉えた物の形を歪める。大きな物ほど魔力消費が激しい。

魔術媒体:左手中指のアーマーリング。固有スキル以外ではあまり使わないが学生時代から愛用している一品。 
授業ではオーソドクスな木製の杖を使用。長さ38㎝、暗茶色。持ち手に蛇が巻き付く銀の装飾があり、滑り止めの役割も兼ねている。 


武器:武器など不要、男は拳一つで生きてこそ。

来歴:本来の名はクラウス・ノクティム・サルペジオン
元は商家であり、現在はベルグロス皇国の貴族であるサルペジオン家の長男。諸事情により実家とは絶縁しており、今の名前は魔術大学に入学してから名乗り始めた物。 
当魔術大学の卒業生、元ディアスティレ寮。13歳で入学し、留年することも無く、卒業後は当時の古代呪文学教師の紹介で古代魔術の研究チームに4年間所属。古代魔術の研究と並行して『現代魔術と固有スキルの融合と進化』、『呪文省略の可能性』等の複数の論文を発表。24歳の時に呪文学教師の引き継ぎを依頼される。
学生時代は思春期その他諸々が相俟って、周りとの衝突が絶えず喧嘩ばかりの一匹狼ならぬ一匹蛇の不良だった。当時の異名は「メドゥーサ」。

備考:普段の一人称は「私」、二人称は「貴様/貴方/君」、三人称は「彼/彼女」。しかし怒り心頭で素に戻ると「俺」「お前/テメェ」「あいつ/アレ」とかなり様変わりする。
呪文学の教員研究室に完全に住み込んでいる。書類や服が散乱しており、中々の汚部屋。髪蛇は機能性とお洒落、あとは精神安定剤としての要素もあり、苛立っている時にはよく撫でている。

募集:3L可
・学生時代の同期であり、友人であり、現同僚〆
→Kite Cross氏

関係:お誘い頂ければ、恐悦至極に存じます。
Kite Cross→魔術大学時代の同期。クラウディオの出生を知る数少ない友人。