「はーい、こんにちは~。君たちの魔法植物学の授業を担当するKite Crossです。入学したてで緊張してるだろーけど、そんな畏まらなくて良いんで、皆さんと楽しくお勉強できたらな~って思ってます。よろしくね~」
「怪我は無い? 痛いところは? ……そっか、ならよかった。ごめんね、僕の監督不届きだ。次からは一緒に気を付けよう。ね?」

名前: Kite Cross
読み:カイト・クロス

種族:ヒューマン
年齢:29歳

担当:
・魔法植物学
主に下級生を担当しているが、上級生の授業の補助員として駆り出されてることも。
・家庭科
こちらは主任ではなく、実習にのみ関わる補助員。  

性別:男性

性格:堅物の対義語とも言わんばかりのゆるふわを体現した、わたがしのような男。少年めいた愛嬌があり、それでいてひだまりの如き柔らかな雰囲気を常に纏っている。おっとりとして社交性に優れ、滅多なことでは声を荒げない。生徒に対してもフレンドリーであるが、それ故に生徒に甘い教員と思われている節も。
だが、どうも緩めるところと締めるところをかなりはっきりと分けるタイプであるらしい。普段がどれだけゆったりしていても、真面目なことがらには心底真面目に応対する。器用で要領の良い、世渡り上手な男。
ちなみに「普段からそうすればいいのに」なんて声には聞こえないフリを決め込んでいるのだとか。

容姿:癖のある黒髪をショートのウルフカットに整える。緩やかに垂れ下がる双眸は透けるような美しき銀灰色。屋外活動も少なくないはずの担当科目にも関わらず、肌は焼けすぎることもなく健康的な色合いを保つ。三十路手前の年齢に見合わない愛らしいルックス。典型的な童顔の砂糖顔で、表情は親しみやすい笑顔が常。左目の下と右の口元にそれぞれ一つずつホクロを打つ。背丈は靴で2cm、シークレットインソールで6cmかさ増した上で172cm。身体はペラペラではないものの筋肉は必要最低限に留まった中背であり、手足はやや華奢である。
参考画像:ただの メーカー 様より
https://picrew.me/image_maker/26311

服装:白のワイシャツにアジサイを模した青のループタイを締める。その上から桜羅国の衣装であるという紺のヤガスリ模様のキモノと灰のハカマを緩く着用。袖をタスキでたくし上げ、紺と白のバイカラーのドクターコートを肩で羽織り、前面を目を象った装飾の施されたハオリヒモで留める。着込んでも腕が通るようにコートはややオーバーサイズであり、袖はボリュームのあるもの。邪魔にならないように腕捲りをしている。足元は動きやすさで選んだワークブーツ、前述の通りシークレットインソールを仕込む。ちなみに靴を脱ぐとコートの裾を軽く引きずることになるらしい。黒の手袋を着用。眼鏡を掛けているがこれは視力を補正するものではなく、後述の固有スキルの力を制限するためのもの。視力に難はない。

固有スキル:《付喪ノ瞳》
視界に入れた動物以外の物質(以下モノとする)の名前、性質、用途などそれに纏わるあらゆることがらを理解する力。また、命名されていないモノに関してはデータがないということが把握できるとのこと。なお、本人曰くこのスキルは能動的なものではなく受動的なものだという。具体的に「モノの声を聞いている」「向こうから語りかけてくるような感覚」だと語っている。極端に言えばモノに愛される力であり、モノの多い場所は「うるさい」らしい。
厄介なのはオフがないことで、かつその対象は制限がなければ視界に存在する全てのものであるということ。なにもしなければ際限なく情報が流れ込んでくるため、普段は眼鏡を用い効果を制限している。本人曰く「無いと生きていけない」らしい。流れ込む情報量に耐えきれずマトモに立っていられなくなるとのこと。制限下であれど情報量が多い事に変わりはないため、細やかな位置を把握する必要のある索敵に用いるには、高度では済まされないくらいの精神統一を要する。

保有スキル:
《危機回顧》
自身が触れたものが過去に何か危険を招いていた場合、フラッシュバックのようにワンシーンが脳裏を過る。
《精密動作》
人間の限界を越えた極度の精密動作を可能とする。応用すれば物質に触れることなく動かせるとか。
《超感覚》
目を開けていなくとも周囲の状況を感覚的に把握し、視覚情報を遮断していないかのように行動することを可能とする。
《精神安定》
一定の時間目を合わせた者の心を落ち着かせる。時間は相手の心理状態に依存し、不安定な者ほど時間がかかる。《浮遊感》任意のタイミングで自身に掛かる重力を軽減する。跳躍時の滞空時間の延長、および跳躍距離を伸ばすことはできるが、これだけで鳥のように空を飛ぶことは不可能。

《物質感応》
非生物に触れることで対象を自在に変形・増幅させる。持続時間は任意であるものの、そう長持ちはしない。

《蠱毒・呪》
自身に付与された呪いを毒に変換し体外へ放出する。呪いの数が多い程、より強い毒になる。
《生命力吸収》
魔力を消費して自分以外の生物から生命力を吸い取り、治癒力を上げる。接近して手を翳す等でも微量に吸えるが、しっかりとした効果を発揮するには接触が必要。合意の有無によって吸収量が変わる。

魔術媒体:
《手袋》
艶やかな漆黒の手袋。二対で完全に効果を成し、片方のみの場合、力は半減される。おおよそ尺骨の突起を隠すほどの長さで、手首でベルトを巻き固定する。小さく青のアジサイの紋様が刻まれているだけのシンプルな意匠であり、伸縮性、耐久性に優れた実用的な一品。私生活、授業共々用いられている。
《眼鏡》
固有スキルを抑え込むための媒体。艶のある細い金色のフレーム。視界に縁の外が映らぬよう設計された大きめのレンズが特徴。ちょっとやそっとでは外れぬようにチェーンを用い後頭部でかなり頑固に固定されており、激しい運動にも耐えうるという。寝ている時以外はほぼ必ず身につけており、今や彼のトレードマークとなっている。

武器:東洋由来のカタナ。タントウと呼ばれる種類であり、刃渡りはおおよそ25cmほど。普段は懐に忍ばせており、ほとんどお飾りと化している。

来歴:生を受けた地はウェストニア王国であるが、彼の家系は桜羅国の血統を受け継いでおり、元を辿ると名高い商家であったらしい。純粋な桜羅国の人間でこそないものの、両親より自身のルーツを教養として教えられて育ったため、趣味趣向に血筋の影響が垣間見える。
本学の卒業生であり、元レインベール寮所属。入学時の年齢は13歳、そこから6年でストレートに卒業した後は、魔法薬を取り扱う民間の製薬会社に研究員として勤め始める。植物学に重点を置き、新種の開発から既存種の改良、それに伴った新製法の確立まで、若くして幾度となく功績を残したことから25歳の時に大学側から声が掛かり、講師として教鞭を取ることに。現在も本職と両立しながら教職を続けている。
学生時代は固有スキルと要領の良さが相まって成績は上々、素行も良く品行方正な優等生だったとのこと。一方で固有スキルに悩まされることが多々あったのも事実で、一度力を暴走させて一週間ほど再起不能になったことがあるとか。

備考:特性上、モノが多い場所ほど身体に負荷が掛かるため、魔法植物学の研究室はこれでもかというくらい徹底的に片付けられている。同様に植物園もかなり隅々まで手入れが行き届いている。潔癖症、というよりはミニマリズム志向である。
非常時に備え固有スキルを一時的に抑え込むための薬のようなものも少量ながらに保持している。但し本当に緊急時のためのもの。具体的に、意図して視界不良を引き起こすようなものであるため、極力用いたくはないらしい。
目と脳を中心に身体を休めるためにそれなりの頻度で仮眠を取っており、休憩時間に狙ったようなもっこもこのアイマスクを装着している姿を目撃した生徒がちらほらいるとか。

募集:お誘いあれば

関係:Claudio Serpent@蛇輪さまの「学生時代の同期であり、友人であり、現同僚」に立候補させて頂きます!