終戦後は異種族同士の婚姻も多く見られるが、基本的に異種族間での子どもの出生率は低い。
生まれたとしても虚弱であったり、なんらかの障害を持っている事がある。
悪魔に取り憑かれた呪われた種族。オークやラミア、グール、セイレーン等その姿は多岐にわたる。
魔王の眷属であり、その身体に流れる血は黒く澱み、死ねば肉体は忽ち灰となって朽ちる。
千年戦争後、残った残党も勇者達の尽力によって悉くが掃討され、油断は出来ないがほぼ絶滅したものと考えられている。
また、魔族の血を浴びてその身を汚染された生物は“魔物”となり、理性を失い他の生き物を見境無く襲うバケモノになってしまう。それは人間も例外ではなく、魔術や聖水で浄化することによって理性を取り戻すことができる。魔族がいない現代ではまず遭遇する機会は無い。