《ピーンポーンパーンポーン♪》
その日、アストランティアに天の声が降り注いだ。
《みなさーん、これよりアストランティアは大移動を始めまーす！》
《耐震結界は作動していますから、到着まで空の旅をお楽しみくださいね》
《それでは、出発しんこーう！》
言うが早いか、アストランティアを覆う結界に魔力が迸る。
遠隔からの高度な魔術行使。
魔力によって擬似構築されたジェットエンジンが、アストランティアという大船を猛スピードで押し進める。
《…ところでみなさんは、無人島に持っていくなら、何を選びますか？》
《ちなみに、今回の模範解答は…》
アストランティア、です！
雲海を突き進み、アストランティアは次第に高度を下げ、海へとその大地を降ろす。
行き着く先は誰も知らない無人島。
青い海、白い砂浜、生い茂る南の樹木、そして――海辺に佇む金髪の女性。
「みなさん、ようこそおいでくださいました。」
燦々と照り付ける太陽に勝るとも劣らぬ眩しい微笑みが、島に降り立った人々を出迎える。
さて、入学式以来だろうか。
彼女こそは、我等が誇るアストランティア魔術大学の学長――ミリヤム・アモラ・アスモデニス。
【エデル・アイランド】にようこそ
そして―――
灼熱の強化合宿の、はじまりはじまり！
9/3～9/7
開始予定時刻は全日フリーです
基本全員参加のフリーイベントです。
学長発案のアストランティア強化合宿がスタート！
生徒と職員に配布されたのは、コバルトブルーの1枚のメダル。
「そのメダルを自分のメダルを含めて3枚集めた人に、特別なご褒美を差し上げますよー！」
その瞬間から、戦いの火蓋は切って落とされた。
因縁のある者、強者を欲する者、弱者を狙う者、早々に戦いを放棄する者…。
「今から合宿終了まで、みんなはアストランティアに入れないよう結界を張り直したわ。必要な物は私が転移魔法で持ってきてあげるから、言ってちょうだいね。そして、期間中はこのサバイバルキットを使って、自分達でテントや食事を用意してみましょう！きっと楽しいわ！」
「それと…この無人島から外に出てはダメよ？この近海には凶暴な水竜や怪鳥がわんさかいるから、食べられちゃわないよう気を付けてね？」
……強化合宿と言う名のサバイバルブートキャンプが、今始まる！！
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今回は戦闘イベントと銘打ってはいますが、強制ではありません。
イベント期間中戦いまくってメダルを集めるも良し。戦闘意思の無い方は無人島生活を謳歌しても良し、です。
全参加者がスキル獲得可能です。加えて、勝敗を問わず1度でも戦闘を行った場合はもう一個スキルを獲得するチャンス！皆様振るって、奮ってご参加ください！！
『スキル獲得』
イベント終了後、サイコロの目の数に該当するスキルを獲得します。
1度でも戦闘(勝敗問わず)した方は2回振る事ができます。⑥以外の同じ目が出た場合、振り直してください。
①蠱毒・呪(自身に付与された呪いを毒に変換し体外へ放出する。呪いの数が多い程、より強い毒になる。)
②生命力吸収(魔力を消費して自分以外の生物から生命力を吸い取り、治癒力を上げる。接近して手を翳す等でも微量に吸えるが、しっかりとした効果を発揮するには接触が必要。合意の有無によって吸収量が変わる。)
③魔術探知(魔術の痕跡を探すことができる。あまりにも昔の魔術は探せないため、1日前のものくらいが限度)
④濡れ鼠(身体が濡れていると身体能力が向上する。乾くと元に戻る。)
⑤歪曲の魔眼(視界に捉えた物の形を歪める。大きな物ほど魔力消費が激しい)
⑥スキル合体orフリー(自分で好きなスキルを作成可能です。)
『トリプルメダル獲得者報酬』
「ヒント、ですか？んー、そうですね…『せ』から始まる凄い物ですよ！」
メダルには、最初に持った者の魔力が染みこむように細工がしてあります。
魔力の主が持っていると発光するので、夜なら小さな灯にもなります。
・戦闘意思のある者同士であること
・戦闘の方法は問わない。魔術や体術による死闘、ジャンケンなどのゲームによる対戦…死なない範囲に頑張りましょう
・ロスト禁止(瀕死まで)
・戦闘は無人島内でのみ行うこと
・負けた者は必ずメダルを相手に渡すこと(既に持っていないなら仕方無し)
・自分のメダルを奪われても、他人のメダル3枚を集めれば問題無い
・砂浜
一部の生徒が屋台を始め、ちょっとしたお祭り状態になっている。
中にはメダルを賭けた大食い大会や美食対決まで始まっている様子。
・密林
危険な猛獣や虫がそこかしこに居るが、果物や木の実が沢山生っている。
・湖
島の最奥にある小さな湖。落ちたら女神が出てくるかもしれない。(出ない)
・川
湖から伸びる川。東に向かって伸びている。
・滝
川の途中にある高い滝。轟々と荒々しい水飛沫を上げている。